・71・  結局悠人は聖ヨト語文字をマスターしたんですか?

結論から言うとマスターしていません。
記憶をいじられた悠人が、どこか満たされない空疎な思いを胸に秘めながら佳織と街中を散策するとき、
いまだに買い物用のメモ書きを読めない事実を佳織にバレないように隠すシーンがあります。

しかし第三章では、街中で少年に懐かれ勇者様呼ばわりされるシーンで、悠人はメモを見ながら一人で買い物を済ませています。
きっとアセリアの精巧な絵図が一緒に書き込まれていたに違いありません。

 | ヽ
 | ̄ ヽ
 |(()))
 |゚ -゚ノ||   ……ん。
 |とl)



・72・  『紡ぎ』たんの秘密が知りたいです!

秘密多き女、『紡ぎ』たんは本来二位神剣です。
とある世界で生まれた彼女?は、様々な話しを集めるのが生得の役目でした。人間に興味を引かれ、自分の分身を多元世界に放って人間観察に精を出していました。
そんなこんなで悠久の時が流れ、ある時、彼女の生まれた世界にも人類が出現したことを知ります。
彼女は驚喜し、持てる知識を惜しげ無く与えてしまいました。それが引き起こした結果は、滅亡であり、世界の荒廃でした。
心を痛めた彼女は船を造り、生き残りの人々を住まわせます。荒廃した世界から隔絶する為の空のヒビで島を覆って。

分身というのが、ロティやツェナ、及び開拓者達の持つ神剣の正体になります。
ですから、もしかしたら、今後の神剣シリーズに『紡ぎ』の分身が現れてもおかしくありませんね。
ミュラーの『完全』は由来も位も分かりません。これも分身型と言えますから関係有るのかも。
(『完全』は第四位だと、聖なるかな設定資料集に記載されました)

元々、島はひとつの大きなものだったようです。浮いた島しかなかったのかちゃんとした陸地があったのかは判然としません。
ツェナEDでは、『紡ぎ』本体の手によって、方舟を含む島々はさらに細かく分かれ、ファンタズマゴリア大陸各地に鉢植えされました。
方舟は、ダスカトロン大砂漠北部、平地との境界線辺りに落ちています。
島が落ちた場所は、植物の生育が促進されます。結果、ファンタズマゴリアは食糧危機を脱することとなりました。
『紡ぎ』本体とは探検隊メンバー全員と、ヨーティア、クェド・ギン、開拓者達が対面しています。この邂逅の記憶は失われることはありませんでした。

『紡ぎ』本体は「世界同士の衝突」と言う謎の言葉を残していますが、ファンタズマゴリアと方舟世界の事と解釈していいものかどうか。
元々ひとつの世界と言う訳ではなかった……と言うことなのかどうなのか。

ちなみに、クェド・ギンは、『紡ぎ』がこの世界の根幹に関わることに気付いていたようです。

ツェナルートは、PS2版初回特典ドラマCDとの関連もさり気なく盛り込まれています。
悠人達一行は、ラキオス近くの保養施設で骨休めとしゃれ込むのですが、そばには遺跡があり、そこを第一詰所メンバー&光陰今日子で調査しています。
この遺跡こそが、実は、方舟世界から迷い込み墜落した島のひとつなのです。やはり同じく遺跡の周囲は植物が繁茂しています。
光陰は、保養施設での出来事の話しをニムに振るのですが、ニムも「お姉ちゃんとおっきいお風呂に入れて楽しかった」と返しています。
ですが、ドラマCDでは、第二詰所の面々はラキオス守備に居残りと言うことになっています……これも世界の修正ということでしょうか。
それとも入れ替わりで行ったのかも知れません。

*聖なるかな設定資料集によると、『紡ぎ』は別世界から方舟世界へたどり着いたようです。



・73・  悠人が守ろうとしたファンタズマゴリアは衰退してしまったのでしょうか? エスEDを見るとなんだか切なくなります……。

確かにエスペリアEDでは、王都ラキオスだった土地の寂れ具合に、聖賢者ユートも聖緑のエスペリアもしんみりとしたものを感じていたようですが、どうもあれは早とちりのようです。

スピたんトゥルーED(多分)であるツェナEDでは、ラキオスの遷都計画が持ち上がっている事を明らかにしています。
場所はダスカトロン大砂漠の北寄りの地点。要は方舟の墜落場所かと。大陸の中央に首都を置く事に意義を見いだしていたようです。
レスティーナには、戦争終結前から遷都計画の胸算用が有ったようですが、「永遠のアセリア」内では全く明かすことなく腹に一物抱えたままでした……。
流石為政者。その深謀遠慮、某の及ぶところでは御座らん。後付? 違うよ、全然違うよ。
胸で算用しても、胸に一物は抱えられない奇蹟の代償。

とはいえ、栄枯盛衰は世の中の常。祇園精舎。
流石に聖ヨト暦で4000年も経ていれば、ガロ・リキュアなど昔話に痕跡を留めているに過ぎない、歴史の破れかけた1ページに過ぎなくなっているのかも……。



・74・  開拓者についておしえてください。

広義の開拓者は、「方舟世界から外部世界へ飛び出して行った人々」
狭義の開拓者は、「ヴェーゼンドルフによって、超常の力を植え付けられた人々」

どちらも、ショッ……ヴェーゼンドルフによる手術を受けています。
前者が住むであろう開拓者の村というのもありますが、前者の場合それほど大きな手術は受けておらず、
方舟世界の人々の持つ虚弱内臓を克服している程度のようです。

後者が、
火山の開拓者エンレイン
大海の開拓者ファズリィズ
森林の開拓者ミーティ・ハリウス
天空の開拓者アルフォード
大地の開拓者レイヴァーン
生命の開拓者ヴェーゼンドルフ
虚空の開拓者ミュラー・セフィス
です。
ミュラーとヴェーゼンドルフ親子以外は来訪者(エトランジェ)のようです。
永遠神剣『完全』の契約者はあくまでもミュラー1人なのですが、これら開拓者達も、体内に『完全』を取り込むことで能力強化の恩恵を授かっています。
でも、これ、大元のミュラーが家出してからはどうしてたんでしょうね。ヴェーさんの体から取り出してたんでしょうか。増殖可?

ヴェーゼンドルフの目的は、人の居住範囲の拡大。「本来人の生活の場ではないところで生きていけるように進化した人間が、開拓者だ」そうで。



・75・  黒い霧ってどうなったの?

見事にスルーです。
同人誌掲載SSではなんだか色々画策しているようですが……。



・76・  魔物はどうなったの?

華麗にスルーです。
ヴェーゼンドルフによる魔改造手術失敗=魔物のようです。



・77・  スピリットが死んだらその神剣はどうなるの?

例としてあげるのには、やや普遍性に欠けるかも知れませんが、
最初の悠人を犯した赤スピの場合、彼女がアセリアに斬られ消滅した時に、ほぼ同時に神剣が霧に変化しています。
ですので、主が死ねば、剣も死ぬ。と考えて余り差し支えないかと。逆は不明ですが。
ヨーティアが言うには、神剣を砕いたときに出るマナは、エーテル変換施設で扱えないマナだそうです。
神剣にヒビが入った程度なら自己修復してくれるようです(スピたんヘリオンルート)。

永遠戦争後、スピリット達は人々に溶け込むよう、無用な恐怖心を煽らないよう、自らの半身である神剣を城の倉に預けるようになりました(スピたん冒頭)。
文字通り身を切る思いだったのでしょう。
彼女たちが寿命で死んだ後、その子孫達が神剣を悪用して騒動を起こすこともあったようです(資料集)。そのため、神剣の使用は厳しく取り締まられることとなりました。
『再生』が消えた後のファンタズマゴリアでは、スピリットの死=神剣の死ではなくなっているようです。
悠人も言っていますが、『再生』の存在しなくなったファンタズマゴリアで彼女たちの存在マナは何処へ還るのでしょう……。



・78・  ネリーやハリオンの神剣の形が、PS2版とスピたんでは劇的に違うのですが?

神剣は、持ち主の成長・変化に合わせて形を変えるようです(スピたんヘリオンルート、レイヴァーン戦後)。
しかし、ネリシアは全然そのことに気付いていません(汗)。

ナナルゥの『消沈』なんて、飾り気が全くなく、鍛冶屋から今上がってきたばかりといった風体ですが(アセリアを聴衆に草笛を吹くシーン)、
スピたんでは一転、カナリ優美で洗練されたデザインになっています。正直一番キレイだと思いますが、これはナナルゥの心境の変化を表しているのかも知れません。
ヒミカの『赤光』はゲルググ薙刀なので、きっとゲルググハートな心境なのでしょう。

エスペリアも悠人と焚き火を挟んで昔語りをするとき、「わたくしは神剣の成長が遅く足手まといでした」と言っています。もしかして元々はドリル型だったのでしょうかw(資料集初期ラフ)

   ヽ)/
∠´ ハ`ゝ < 「その火を飛び越えてこい!」と。
彡//ノハハ〉.            .ミ  
ゞ(リ ゚ -゚ノ!  / ̄ ̄ ̄ ̄/ .| | <【無理を言うな契約者】
 j(!つ y つ/  Spinet  /  |レ〉
 ̄ ̄ ̄\/____/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄



・79・  時の迷宮入場資格「神剣から直接生まれたモノ」ってスピリット以外にいるの? 『再生』以外の神剣でも「生める」の?    (名無しさんより。ウレーシェ)

これは、難しい質問です(汗)。
えーと時深ルートの時深さんが、エターナルミニオンについてこう語っています。
「それはきっとエターナルの眷属達でしょう」
「元々スピリット達はテムオリンがよく使うエターナルの眷属に酷似しています」
「おそらく、テムオリンがこの世界で作り出したものでしょう」
「それには、それなりのシステムがいります。対抗するだけの数を、これから私が作るのは不可能です」

上記を、神剣から生まれた、と言い切るのはちょっと乱暴かと思いますが、自我を与えているか否かの差くらいでほとんど同じなのではないかと。
『再生』が生むとは言うものの、リュトリアム2の情報を元にしているわけで、言わば『再生』は借り腹。
もちろん『再生』の命を司るという属性的に生命を生み出す領分には最適だったのかも知れませんが。
時深にも出来ると言っているのですから、『再生』以外でも当然可能でしょう。
時の迷宮にいるミニオンや龍。ファンタズマゴリアのスピリットと龍。テムオリンが余興的に作った龍。これらも眷属であり、神剣が生んだものなのではないかと。
ですが、神剣を母体とするのが絶対条件なのかは何とも不明です。 

テムオリンは、ファンタズマゴリアだけでなく、他の数多の世界でも同じような破壊システムを構築しているそうです(第二幕パンフ)。
どこまで同じなのかは不明ですが、戦闘種族を配置して争乱を煽っているのは同じなのでは。好きそうだし。
労多くして益少なしな気もしますが、そこはそれ永遠者ですから我々定命者の物差しで測ることではないのでしょう。

オルファもウルカもエターナルによって作られた存在です。
ウルカの場合、テムオリンのシステムを使い、カオスのブレーン(おそらくルシィマ)の持つ龍の属性を付加して誕生しました。
オルファをカオスとロウのどちらが生み出したのかは作品内でブレがあるのでハッキリしません。

聖なるかなで表されたことを鑑みるに、神剣が無くてもいけそうです(精霊の世界のピラミッド)。
時深の本拠地? 出雲でさえこの手の被造人形を利用しています。彼女等は警備任務以外の普段は巫女達の祭儀の手伝いもするそうですが、
自我があるのか無いのかはよく分かりません。



・80・  エトランジェの体がマナで構成されるのは神剣と契約した後? ファンタズマゴリアに転送された後 ?   (名無しさんより。ウレーシェ)

転送された後だと思われます。厳密には転送時?
光陰今日子の場合、マロリガンに連行されてから神剣と契約しています。
神剣と契約していないであろうソーマの祖父やロティの父も、マナで構成されていたのは確実かと。



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